おつりで投資?最少額「5円」から投信購入、フィンテックのトラノテック始動

 フィンテック企業のトラノテック(東京・港)は7日、小額で資産運用が可能な「トラノコ」のサービスを開始した。同社の運用子会社が提供する投資信託に最少額5円から投資することが可能で、1円刻みで投資額を変更できる。
 サービスの基本的なイメージは「おつり相当の金額でも資産運用ができる」だ。例えば外出先でコーヒーを飲んだ場合、仮に1杯220円だと300円を払えば80円のおつりが戻るが、この80円を投資資金として振り向ける。実際は電子マネーやクレジットカードを利用した場面で資金をスマホで割り振る。
 家計簿アプリやクラウド会計ソフトを提供するマネーフォワード(東京・港)と家計簿管理アプリを運営するZaim(東京・渋谷)などと連携し、「トラノコ」と連動させることで小額を投信の購入にあてることが可能となる。
 おつりの差分を計算するにあたっては、100円、500円、1000円をユーザーが設定し、登録した銀行の指定口座から引き落とす。クレジットカード情報を登録すればトラノコだけでも同じサービスを受けることができる。トラノコの利用料金は月額300円。
 運用を手掛けるのは投資運用業(一任勘定)と第二種金融商品取引業の免許を持った100%子会社のTORANOTEC投信投資顧問。利用者は「安定重視」、「バランス重視」、「リターン重視」の3つの投資信託から運用先を選択する。また運用自体はクオンツ分析を中心に上場投資信託(ETF)を使ってコストを抑える方針で、信託報酬は0.3%(税抜)。
 ジャスティン・バロック社長は「技術革新が一段と進み、運用のプロが使うような投資手法も小額単位でできるようになった。投資経験のない個人でも利用できる仕組みを提供したい」という。金融庁が掲げる「貯蓄から資産形成へ」の流れの中、主に投資未経験の個人のマネーに対し「消費から投資へ」という新たな経路の開拓を目指す。
 
 
トラノコ
 
 
 QUICKコンテンツ編集グループ:岩切清司

関連記事

  1. 【QUICK Forecast企業業績】3/19時点 今期の営業利益1.6%増、来期は6.3%増益

  2. 【朝イチ便利帳】20日 3月の月例経済報告、FOMC結果発表と議長会見

  3. 【朝イチ便利帳】19日 FOMC(~20日)、公示地価、2月の訪日外国人客数

  4. 【朝イチ便利帳】18日 2月の貿易統計、1月のユーロ圏貿易収支

  5. 【朝イチ便利帳】15日 日銀決定会合と総裁会見、カオナビ上場、3月QUICK短観

  6. 【朝イチ便利帳】14日 デサントTOB期限、日銀決定会合、1〜2月の中国経済指標

  7. 【朝イチ便利帳】13日 2月の企業物価指数、1月のユーロ圏鉱工業生産、米耐久財受注額

  8. 【朝イチ便利帳】12日 英下院がEU離脱案採決、2月の米CPI

人気記事ランキング

  1. 登録されている記事はございません。

アーカイブ

PAGE TOP