金融、事業モデル転換なくして低PBR解消なし QUICK月次調査

QUICK編集チーム

金融市場関係者は自分たちの会社が置かれた状況をこんな風に見ているーー。大半の銀行株と大手証券(対面型)株のPBR(株価純資産倍率)が低迷している。この状態を脱するにはどうすればよいのか、QUICKは5日発表した8月の株式月次調査(7月30日~8月1日)で聞いた。銀行株、証券株いずれについても「資金余剰時代に適合したビジネスモデルに転換しない限り株価はさらに低迷する」との回答が最も多かった。

次いで「マイナス金利政策が解消されれば(証券の場合は、株式市場が活性化すれば)株価は上昇する」、「人件費などのコスト構造を改善しないと株価も上昇しない」となった。「自己改革派」の回答も多い一方で、「環境依存派」の回答も目立ち、興味深い。

さらに金融機関全般に必要な改善策を2つまで聞いたところ、「デジタル化」と「顧客本位の業務運営の徹底」が突出した。とりわけ「顧客本位の~」は長年の課題であり懸案だが取り組みが進んでおらず、なかなかハードルが高そうだ。

その他の回答では「銀行店舗の部分を縮小し、証券と銀行の複合型にして地域に必要とされる施設に変える」、「日本型の金融行政、評価モデルの転換」、「プロとしての自覚と自負が必要」などの意見も出ていた。

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