東京証券取引所が22日発表した16日時点の裁定取引に伴う現物株の買い残高(期近・期先合計)は前の週に比べて479億円少ない1兆5340億円となった。相場はやや戻り歩調にあったものの週半ばから下げる場面もあった。買い残が膨らむほど上昇基調に強さがなかったと言えそうだ。
対照的に売り残は821億円増の9894億円だった。増加は5週連続で1991年の統計開始以降で最高を再び更新した。
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