2018年1月のQUICK投資家心理指数は76.92と、前月の70.52から上昇した。2016年12月(80.59)以来、1年1カ月ぶりの高水準となった。日経平均株価は大発会から3日続伸し、1000円超上昇。9日には2万3849円と約26年ぶりの高値をつけたこともあり、投資家心理が強気に傾いた。また、4カ月連続で節目となる50を上回った。
QUICK投資家心理指数は、QUICKが実施している「QUICK月次調査<株式>」の中から、国内機関投資家が運用するファンドの国内株式組み入れ比率の状況のデータに基づいて算出・指数化したもので、50を上回れば国内機関投資家の投資姿勢が「強気」、下回れば「弱気」になっていることを示す。
18年1月の調査期間は1月9日~11日。
セクター別では「電機・精密」や「自動車」のオーバーウエートが増えた一方、「公益」や「医薬・食品」をアンダーウエートとする向きが増えた。国内株式担当者による1月末の日経平均の予想値は平均で2万3729円と、9日につけた高値には及ばないとの見方だ。