三菱UFJ国際投信が運用する「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」(0331397C)の純資産総額(残高)が5000億円の大台を割り込んだ。23日の残高は4983億円。5000億円を下回るのは2001年12月27日以来で、約16年3カ月ぶりとなる。
同ファンドは「グロソブ」の名で親しまれ、2008年8月のピーク時には残高が5兆7000億円を超えた。その後は米リーマン・ショック後の金利低下による運用難や他の毎月分配型投信の台頭などが響き、残高が減少傾向にある。月次ベースでは2008年10月から9年5カ月連続で資金流出超となっている。
2018年2月末時点の基準価額は4888円で、10年前と比べ36.20%下落した。一方で、過去10年のリターン(分配金再投資ベース)は14.81%とプラスだった。
(QUICK資産運用研究所 小松めぐみ)