レッグ・メイソン・アセット・マネジメントが運用する「LM・オーストラリア高配当株ファンド(毎月分配型)」が3月5日から販売を再開する。2017年7月12日以降の新規申し込みの受付を停止していたが、その後の運用状況などを踏まえて販売再開を決めた。
同ファンドは、主にオーストラリアの高配当株式やREIT(不動産投資信託)の中から、相対的に配当利回りの高い銘柄に投資する。
2016年ごろから人気化して資金流入が拡大。純資産総額(残高)が信託金限度額の8000億円に迫る水準まで膨らんだため、17年7月に新規受付を一時停止していた。その後は半年間で1000億円超の資金が流出し、残高も18年2月26日時点で約4300億円まで減少した。
レッグ・メイソンは販売再開について「(新規申込み停止後の)運用状況、投資対象の市場規模や流動性等を総合的に勘案した」と説明している。マザーファンドが同じほかの3ファンドも販売を再開する。
※レッグ・メイソン・アセット・マネジメントの発表資料
「LM・オーストラリア高配当株ファンド」の新規買付のお申込み受付けの再開に関するお知らせ
■販売を再開するファンド
・LM・オーストラリア高配当株ファンド(毎月分配型)(53311119)
・LM・オーストラリア高配当株ファンド(年2回決算型)(53311136)
・LM・オーストラリア高配当株ファンド(為替ヘッジあり)(毎月分配型)(53311173)
・LM・オーストラリア高配当株ファンド(為替ヘッジあり)(年2回決算型)(53312173)
(QUICK資産運用研究所 笹倉友香子)