QUICK資産運用研究所は2017年12月、全国の20~60代の個人を対象に「個人の資産形成に関する意識調査」を実施した。個人に資産形成の取り組み状況などを聞く調査は、16年12月に続いて2回目。日経リサーチを通じてインターネット経由でアンケート調査を実施し、5132人から回答を得た。 調査結果はQUICK Money Worldに順次掲載する。
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■資産運用の相談先、投資経験で違いも
資産運用について誰に相談したいか聞いたところ、全体では「誰にも相談しない」の答えが39.6%で最も多かった。投資経験別にみると、投資経験が10年以上のベテランは「誰にも相談しない」の割合が6割近くを占め、10年未満の投資経験者と比べ突出して高かった。
一方、投資経験が1年以上5年未満の中級者は「誰にも相談しない」の割合が26.0%にとどまった。「金融機関に属さないアドバイザー」(30.6%)や「金融機関の営業担当者」(25.3%)の答えも目立った。
投資経験が1年未満の初級者は1年以上の経験者と比べて「ロボットアドバイザー」の割合が低いなど、投資経験で相談先の違いが出た。
(QUICK資産運用研究所)