■資産形成の取引口座、銀行・証券に集中
資産形成・資産運用の際に取引した口座を聞いたところ、証券会社と銀行に回答が集中した(添付「図5-1」参照)。
投資信託などを購入した手段については、証券会社の利用者は「ホームページ」の回答が最も多かった(添付「図5-2」参照)。投信販売におけるネット証券の台頭が一因とみられる。これに続く「営業担当者」や「窓口」とは大きく差が開いた。一方、銀行の利用者は「窓口」との答えが最多だった。
■「相談したい」は少数派
資産形成・資産運用について証券会社や銀行に相談したいか質問したところ、「あてはまる」「ややあてはまる」の合計が13.9%と少数派にとどまった(添付「図5-3」参照)。「どちらともいえない」が4割超を占める。専門家への相談でも「あてはまる」「ややあてはまる」の合計は16.2%だった。
■ネット取引、若年層ほどスマホ利用
インターネットによる金融取引(銀行振り込みなども含む)に関して、全体の48%が「していない」と答えた(添付「図5-4」参照)。一方、ネット利用者の主な手段としては、パソコン(PC)が45.1%で最も多かった。続くスマートフォン(スマホ)は5.2%。
ただ、年代別でみると、20代はPCが29.0%、スマホが10.6%。若年層ほどスマホの比重が高い。インターネットによる情報収集でも若い世代ほどスマホ利用が多かった(下記「表I」参照)。
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Q.あなたは、インターネットによる情報収集に主にどの手段を用いていますか。
(ひとつだけ)
【表I】
PC タブレット スマホ その他
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20代 53.3 2.8 29.1 0.3
30代 63.2 2.9 20.0 0.7
40代 73.0 2.6 11.4 0.1
50代 79.2 2.1 5.9 0.3
60代 78.7 2.0 2.8 0.3
全体 70.6 2.4 12.7 0.3
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※単位:%
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(QUICK資産運用研究所)