京セラ(6971) 部品事業の牽引により増収増益が続く見通し

QUICK企業価値研究所アナリスト 豊田博幸(2018/05/17)

・部品事業は好調が続く見通し
 部品事業は6四半期連続の増収。今後も好調を見込む。企業価値研究所による19/3期の連結業績予想は、売上高が1兆6400億円、営業利益は1500億円とする。19/3期より会計基準が米国会計基準から国際会計基準(IFRS)に変更。18/3期実績をIFRSベースに組み替えた数値は未開示だが、会社側では会計基準変更による影響は少ないとしており、米国会計基準による18/3期(売上高1兆5770億円、営業利益956億円)と比較すると、売上高は4%増、営業利益は57%増。当研究所による19/3期為替前提は1ドル=113円→107円、1ユーロ=135円→130円と円高に修正。為替レート1円の変動が営業利益に与える影響(年間)はドルが8億円、ユーロが5億円を想定。

・18/3期通期は11%増収、営業利益は9%減
 18/3期通期の連結業績は、円安もあり売上高は前期比10.8%増の1兆5770億円。ソーラーエネルギー事業の収益性低下に伴うポリシリコン原材料の長期購入契約に関する引当損失502億円の計上などが響き、営業利益は同8.6%減の956億円になった。

・リスクファクター ~携帯電話端末の事業動向

・アナリストの投資判断 ~当面の株価は市場平均並みの推移にとどまると予想
 18/3期の営業利益はソーラーエネルギー事業の収益性低下に伴うポリシリコン原材料の長期購入契約に関する引当損失や販売価格の下落が響き、前期比8.6%減の956億円になったが、今19/3期以降は部品事業が牽引し、増収増益が続く見通しだ。中期的には株価は上昇傾向が続くとみている。ただ、当面の株価はソーラーエネルギー事業の採算改善の進捗が明確になるまでは、市場平均並みの推移にとどまると予想する。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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