オリエンタルランド(4661) アプリ導入による商品単価上昇期待を織り込み21/3期営業利益予想を増額

QUICK企業価値研究所アナリスト 永田和子(2018/05/15)

・21/3期は「ソアリン」「美女と野獣エリア」が通年寄与
 企業価値研究所は「ソアリン(仮)」(来期稼働予定)、「美女と野獣エリア(仮)」(20年春開業予定)等が通年で寄与する21/3期の連結営業利益を1375億円と予想。入園者数の想定(3275万人)は変えていないが、今夏のアプリ導入による商品単価上昇期待を織り込み前回予想から増額した。入園者は当日に限りアプリから商品が購入できるようになり、販売機会ロスが大幅縮小する見通し。チケット価格改定を想定し、大規模プロジェクト稼働に伴う減価償却増大を吸収するとみる。日本人入園者数を保守的に見込んだうえ、アプリ導入による商品単価の潜在成長力を勘案すれば、利益上振れ余地は大きいだろう。なお、「TDR」35周年の今期は入園者数増や記念グッズ、アプリ効果による商品単価上昇で5期ぶりの営業最高益更新を見込む。

・22/3期以降のパーク拡張で入園者数4000万人も可能と試算、営業利益は2300億円超へ
 会社側は22/3期以降、既存パークいずれかの拡張を検討中。当研究所は拡張が実現すれば入園者数4000万人への引き上げは可能と試算。体験価値向上(「アナ雪」エリア構想復活の公算も)に伴うチケット価格改定やIT投資効果に加え、アプリ導入の恩恵も勘案し、連結営業利益を2325億円と試算した(ホテル新設は織り込まず)。

・リスクファクター ~天候要因、舞浜一極集中など

・アナリストの投資判断 ~パーク拡張後の当研究所試算PERは23倍、株価上昇余地は大きいとみる
 パーク拡張による入園者数4000万人の達成を仮定した当研究所試算予想EPS499円に基づくPERは23倍。過去10年の平均29倍を下回る。優待目的で長期保有する個人投資家が多いことを考慮すると、株価上昇余地は大きいとみる。会社側が検討を進めている22/3期以降の開発内容への期待が株価上昇を後押ししよう。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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