QUICK企業価値研究所アナリスト 堀内敏成(2018/05/14)
・19/2期は会社計画並みの10%営業増益を予想
18/2期の連結業績は、営業収益3796億円(前期比13.9%増)、営業利益453億円(同18.3%増)。(1)商品改革、(2)SCM(サプライチェーンマネジメント)改革、(3)海外事業の拡大、がそれぞれ順調に進展する好循環が続いている。
これらを踏まえ企業価値研究所では、19/2期の連結業績について、会社計画並みの営業収益4243億円(前期比12%増)、営業利益500億円(同10%増)、経常利益503億円(同9%増)を予想する。17/2期、18/2期は国内事業が連結業績を牽引したが、19/2期は海外事業の寄与が高まるものとみている。
・内外で旗艦店の出店、店舗の大型化を推進
店舗政策では海外主要地域で旗艦店の出店、店舗の改装を推進。国内では店舗の大型化を進め、500坪(約1650平方メートル)の店舗を100店舗出店(既存店の増床を含む)するとしている。店舗の大型化による売場効率の悪化を避けるため、「衣服・雑貨の売場スパン拡大による坪効率アップ」を実現するとしており、主要店舗で効果を検証している。
・リスクファクター ~中国の政治・経済の動向など
・アナリストの投資判断 ~順調なグローバル展開、収益拡大が持続的な株価上昇を支えよう
株価は堅調な業績拡大を背景に17年5月以降は短期で小幅の調整をはさみながらも上場来高値の更新局面が続いており、18年5月7日には3万9700円の高値をつけた。株価指標の割安感は薄れたが、収益ドライバーである海外事業の成長、国内における店舗の大型化などを中心とする中期的な業績拡大期待を支えに、株価は上昇傾向が続くと予想する。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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