不二越(6474) 材料価格上昇等でコストが増加気味。売上高や受注は悪くない印象

QUICK企業価値研究所アナリスト 柊宏二(2018/04/16)

・会社計画より強めの今期当研究所予想をやや減額
 18/11期1Qの連結業績は前年同期比10%増収、営業利益は同4%増の39億円。ロボット、建機用油圧機器などが増収を牽引。レアメタルなどの価格上昇の影響、増加気味の固定費などを吸収した。ただ、1Q業績は会社計画を下回った模様。ロボットの売上高の下振れ、材料価格上昇や独禁法関連損失などが影響した。企業価値研究所は18/11期業績について、会社計画(前期比5%増収、営業12%増益)より強めの前回予想をやや減額。為替想定の円高への見直し等を勘案した。売上高、受注は比較的堅調とみており、引き続き会社計画に対しやや強めの増収を予想。材料価格上昇等踏まえ営業利益は会社計画と同額、純利益は若干下振れを見込む。

・ロボットの成長を軸に業績伸長続くとの見方は維持
 当研究所は為替想定の見直しも踏まえ、来期、再来期の予想もやや減額する。需要拡大が見込まれるロボットの成長を軸に業績伸長が続くとの見方は維持する。コスト増加の見通し等を踏まえ、利益率の改善は緩やかになるとみている。会社中計の20/11期目標(売上高3000億円、営業利益270億円)は、依然かなり高い印象がある。

・リスクファクター ~為替、自動車生産、EV化進展等

・アナリストの投資判断 ~株価は大幅に調整。業績踏まえるとやや売られ過ぎの感も
 株価は今年1月に1991年以降の最高値水準850円まで上昇したが、その後調整。1Q決算発表後も大幅に下落した。現状の当研究所の18/11期予想に基づくPERは13倍。同社のここ数年の平均水準、現状の機械セクターや製造業の平均も下回る。材料価格上昇等のネガティブ要因はあるが、業績が依然回復局面にあることも踏まえると、現状の株価水準はやや売られ過ぎで割安感があり、一定の反発余地はあるとみる。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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