三菱マテリアル(5711) 子会社の品質不適合品問題などの影響を織り込み、当研究所予想を下方修正

QUICK企業価値研究所アナリスト 中村宏司(2018/03/15)

・18/3期は17%営業増益へ。増益幅が縮小
 企業価値研究所では18/3期連結の営業利益を760億円→700億円(前期比17%増)と従来予想を下方修正した。米国でのセメント販売やアルミ缶の販売が想定を下回っていることなどに加え、子会社における品質不適合品問題による影響などを考慮した。前期比では、原燃料価格の上昇が圧迫要因となるものの、金属事業、加工事業の増収効果で補い、営業増益を予想する。

・19/3期以降も主要3事業の伸長で増益基調が続く
 19/3期以降も従来予想を下方修正したが、主要3事業の伸長で増益基調が続くとの予想は変えていない。セメント事業は、米国での販売増を見込む。金属事業はリサイクル原料によるコスト削減や、銅加工品の販売増を見込む。加工事業は超硬製品において、新分野への販路拡大が進むことを期待している。

・3Q累計は金属、加工事業の伸長で25%営業増益
 18/3期3Q累計の連結営業利益は前年同期比25%増の550億円。金属事業と加工事業の伸長により営業増益となった。

・リスクファクター ~非鉄金属市況と為替動向

・アナリストの投資判断 ~業績の伸長に合わせて株価は緩やかに上昇へ
 株価指標面では、18/3期3Q実績連結PBR0.61倍と同業他社が1倍超もしくは1倍近辺となっているのに比べ割安な水準にある。子会社の不正問題が株価の押し下げ要因となっているものの、業績は順調に成長が見込まれることから、株価は緩やかに上昇に向かうと考える。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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