QUICK Money World(マネーワールド)

個人投資の未来を共創する
QUICKの金融情報プラットフォーム

ホーム 記事・ニュース ヤマハ発動機(7272) 為替動向に注意を要するが、今期も営業利益で過去最高更新を予想
この記事は最終更新から1年以上経過しております。

ヤマハ発動機(7272) 為替動向に注意を要するが、今期も営業利益で過去最高更新を予想

QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2018/03/14)

・特機の採算改善スピードは従来想定より緩やかと判断
 18/12期の連結営業利益予想について企業価値研究所では、1640億円→1600億円(前期比7%増)へ引き下げる。為替レートの前提は、1ドル=113円、1ユーロ=135円。ROV(レクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークル)を中心とした特機の採算改善スピードは、従来想定より緩やかになると判断した。ただし、為替動向には注意を要するが、船外機の大型化などを背景に製品構成の改善が進むマリンを牽引役に、2期連続で過去最高を更新する見通しとした。会社計画(前期比横ばいの1500億円)との比較では、主にインドネシアでの競争激化を想定し、主力の二輪車の販売台数を控えめにみた一方、為替レートの前提を会社想定(1ドル=105円、1ユーロ=130円)より円安水準に設定し、強めの予想とした。

・来期以降も二輪車とマリン中心に利益の拡大を予想
 19/12期以降も、利益の拡大局面が続くとみる。二輪車が、インド、フィリピン、ベトナムなどの市場拡大、プラットフォームの共通化などから全体を牽引しよう。マリンも、船外機の大型化、船外機の周辺機器の強化などから、底堅く推移する見通し。ROVのラインナップ拡充、産業用機械・ロボットの部品供給不足の解消も寄与するとみている。

・リスクファクター ~為替や欧米の景気動向など

・アナリストの投資判断 ~当面は為替次第。ただ中期的には緩やかな株価回復を予想
 直近の株価に基づく18/12期の当研究所予想PERは10倍台前半。同社の過去60カ月の平均PER12倍との比較では、やや割安感がある。当面の株価は、業績に多大な影響を及ぼす為替動向に左右される展開が想定されるが、中期的には新興国向け二輪車やマリンを軸とする利益成長を映し、緩やかな回復基調を辿ると予想する。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
本サイトに掲載の記事・レポートは、QUICK企業価値研究所が提供するアナリストレポートサービスの抜粋記事です。
レポートサービスは証券会社・金融機関様に対し個人投資家向け販売資料としてご提供させて頂いております。
サービスに関するご質問、資料のご請求等は以下フォームよりお問い合わせください。
※ 個人投資家の方は掲載記事(レポート)の詳細を「QUICKリサーチネット」からもご覧頂けます。
   サービスの詳細・ご利用方法はこちらをご覧ください。
※ なお、本サイト掲載記事の内容に関する個別のご質問にはお答えできかねます。ご了承ください。


銘柄名・銘柄コード・キーワードから探す

株式ランキング

コード/銘柄名 株価/前日比率
1
33,530
-8.73%
2
34,350
-8.42%
3
49,800
-7.99%
4
1605
INPEX
2,409
+1.51%
5
7203
トヨタ
3,522
-2.22%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
101
+42.25%
2
3778
さくら
6,190
+19.26%
3
1,080
+16.12%
4
2,548
+12.69%
5
1,141
+12.52%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
553
-15.31%
2
360
-15.09%
3
1,231
-13.37%
4
9,650
-13.14%
5
1,257
-12.82%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
25,960
-5.2%
2
34,350
-8.42%
3
33,530
-8.73%
4
49,800
-7.99%
5
4,214
-6.62%
対象のクリップが削除または非公開になりました
閉じる
エラーが発生しました。お手数ですが、時間をおいて再度クリックをお願いします。
閉じる