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東レ(3402) 原料高影響などを吸収し、ほぼ想定通りのペースで業績は拡大へ

QUICK企業価値研究所アナリスト 伊藤健悟(2018/03/05)

・炭素繊維複合材料部門の苦戦を他部門がカバー
 18/3期の連結業績について企業価値研究所では、売上高が前期比10%増の2兆2200億円、営業利益が同13%増の1660億円を予想する。炭素繊維複合材料部門の見通しを販売回復の遅れと原料高の影響で減額したものの、繊維、機能化成品の両部門は想定以上の好調を受けて上方修正し、連結全体でほぼ従来の予想を据え置いた。前期比では、炭素繊維複合材料部門が減益となるが、他の各部門は主要製品の数量増と合理化などの効果で原料高を吸収して業績を伸ばそう。19/3期以降も、各部門の数量増と合理化により増益基調が続くと考える。しかし、20/3期の目標とする連結営業利益2500億円を達成するには、早期のM&Aの実現などが不可欠となりそうだ。

・3Qまでほぼ事前の想定通りの増収、増益に
 18/3期3Q累計の連結業績は、売上高が前年同期比11%増の1兆6488億円、営業利益が同8%増の1234億円。炭素繊維複合材料部門が生産調整と原料高などで減益となったが、機能化成品や繊維など他の各部門が数量増と合理化で利益を伸ばし、連結全体でほぼ当研究所の事前の想定通りの増収、増益となった。

・リスクファクター ~航空機需要の減退など

・アナリストの投資判断 ~足元ではやや割安感があり、底堅い株価推移を予想
 炭素繊維の需要回復の遅れなどが嫌気され、株価は17年11月以降低調に推移。足元では、来期の当研究所予想連結PERで約15倍と、同社の過去の水準と比較してやや割安感がある。炭素繊維複合材料部門の業績が本格回復に至るまで、本格的な株価上昇は難しそうだが、連結全体で増益基調が見込まれることもあって、過去の平均的な水準並みの同17倍程度の評価は可能であり、株価は底堅く推移すると考える。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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