QUICK企業価値研究所アナリスト 真下弘司(2018/02/23)
・3Qまでの実績を踏まえて予想を小幅修正
3Qまでの実績を踏まえて企業価値研究所予想を見直した。ロイヤリティー収入や研究開発費の予想を見直した結果、18/3期の連結営業利益を1160億円→1180億円(前期比9%増)と小幅増額。主要製品の特許満了等の影響で国内医療用医薬品は苦戦を見込むが、抗HIV薬「テビケイ」(配合剤を含む。以下HIVフランチャイズ)を中心とするロイヤリティー収入の拡大で増益を予想する。
続く19/3期と20/3期の連結営業利益予想は、19/3期が1280億円(同8%増)、20/3期は1460億円(同14%増)で変更なし。売上高予想は減額したが、利益予想は据え置く。
・3Q累計の純利益は18%増
18/3期3Q累計の連結業績は、売上高が前年同期比3%増の2634億円、営業利益が同3%増の901億円、純利益は同18%増の797億円。ロイヤリティー収入の伸長と配当金の増加で各利益は3Q累計として過去最高を更新した。
・リスクファクター ~「テビケイ」の販売動向
・アナリストの投資判断 ~順調な業績、開発の進展等を評価
株価は17年11月に上場来高値となる6465円をつけたが、株式相場全般の調整もあり足元は5500円前後で推移。抗HIV薬が好調を持続しており業績は順調。次の成長を担う抗インフルエンザ薬などの着実な開発進展、現在進行中の中期計画で打ち出したROEの向上や株主還元への姿勢を評価、堅調な株価推移を予想する。
(提供:QUICK企業価値研究所)
本サイトに掲載の記事・レポートは、QUICK企業価値研究所が提供するアナリストレポートサービスの抜粋記事です。
レポートサービスは証券会社・金融機関様に対し個人投資家向け販売資料としてご提供させて頂いております。
サービスに関するご質問、資料のご請求等は以下フォームよりお問い合わせください。
※ 個人投資家の方は掲載記事(レポート)の詳細を「QUICKリサーチネット」からもご覧頂けます。
サービスの詳細・ご利用方法はこちらをご覧ください。
※ なお、本サイト掲載記事の内容に関する個別のご質問にはお答えできかねます。ご了承ください。