太陽誘電(6976) コンデンサの好調を踏まえ、利益予想を増額

QUICK企業価値研究所アナリスト 豊田博幸(2017/11/24)

・複合デバイスの不振をコンデンサの好調で吸収
18/3期2Qの連結売上高は3四半期連続で増収。複合デバイスが2四半期連続の減収と不振だったが、コンデンサが3四半期連続の増収と好調に推移し吸収した。北米大手スマートフォンメーカーの新製品向けに販売を拡大したほか、携帯型ゲーム機向け、自動車向けや産業機器向けと広範囲に販売を拡大した。企業価値研究所による18/3期の連結業績予想は、売上高が2450億円(前期比6%増)で変わらずだが、営業利益は180億円→190億円(同53%増)、純利益が110億円→130億円(同2.4倍)に増額する。3Q以降の為替前提は1ドル=113円で変わらず。中期的な部品需要の拡大を想定しており、19/3期および20/3期も増収増益を予想する。

・18/3期上期は5%増収、66%営業増益
18/3期上期の連結売上高は前年同期比4.6%増の1182億円。円安や、主力であるコンデンサが同17.0%増収となったことが貢献。利益面では販売価格の下落があったものの、数量増効果に加え、原価低減などに努め、営業利益は同65.9%増の88億円になった。

・リスクファクター ~最終製品の価格下落

・アナリストの投資判断 ~収益性改善を評価し株価は上昇を予想
かつては会社計画の減額が相次ぐなど市場の信認が得にくいというマイナス材料を抱えていたが、14/3期以降は業績に安定感が出てきた。今18/3期は前期比6%増収、同53%営業増益を予想する。来期以降も増収増益が見込まれ、収益性も改善する見通し。中期的にはIoT(モノのインターネット化)をはじめ、自動車向けや産業向けなど幅広い用途での部品需要拡大が見込まれる。株価は今後の収益性改善を評価し、上昇が続くと予想する。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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