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ダイキン工業(6367) 空調事業の販売が世界的に拡大。化学事業の回復基調も強まる

QUICK企業価値研究所アナリスト 柊宏二(2017/11/16)

・5期連続営業最高益へ。当研究所の今期予想を増額
18/3期上期の連結営業利益は前年同期比6%増の1491億円。過去最高を更新した。主力の空調事業の販売が主要地域で拡大。化学事業も半導体、自動車関連向けに拡販が進んだ。原材料高騰の負の影響を、拡販やコストダウン効果で吸収した。会社は5期連続の営業最高益更新を狙う通期計画を増額(営業利益2430億円→2500億円)。企業価値研究所も前回予想を増額する(営業利益2500億円→2550億円)。会社修正計画は下期の為替想定が保守的とみる。販売計画は保守的ではないが、世界的な販売の好調さ等を踏まえると、若干程度上積みを図る余地はあるとみる。鉄、銅等の原材料価格上昇は懸念材料だが、増収効果等で吸収を見込む。

・拡販の勢いが強まると想定。来期以降の予想も増額
当研究所は19/3期、20/3期の業績予想も増額する。空調事業の世界的な販売の強さや化学事業の回復を踏まえ、拡販の勢いが強まると想定。引き続き増収増益、最高益更新の継続を見込む。北米、アジアの高水準の増収、M&A効果や化学事業の回復持続などを予想。原材料価格上昇、競合との競争激化などの影響は吸収可能とみる。財務は改善傾向で、配当は増額が期待される。

・リスクファクター ~為替、天候、海外景気、原材料など

・アナリストの投資判断 ~過去最高値圏だが利益見通し等踏まえると割高感は少ない
株価は今年9月以降一段と上昇し、11月9日には過去最高値13,475円を付けた。その後はやや調整している。現状の当研究所の18/3期予想に基づくPERは約22倍で、機械セクターの平均や、同社のここ数年の平均的水準を若干上回る程度。最高益更新が続く見通しや配当増加への期待なども踏まえると、割高感は少ないとみる。株価は当面現状水準で値を固めつつ、来期の増益期待を徐々に織り込む形で、上値を試す展開を見込む。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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