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ヤマトホールディングス(9064) 宅急便の取り扱いが想定を下回り、今・来期の当研究所業績予想を下方修正

QUICK企業価値研究所アナリスト 唐木健至(2019/08/30)

・前期との比較では単価上昇などで今期の増益を予想
 1Q決算発表を受け企業価値研究所では、今20/3期の連結業績予想を下方修正。営業利益を720億円→700億円(前期比20%増)とした。同業との競争激化などで、宅急便の取り扱いが想定を下回っていることを勘案し、予想を引き下げた。
 一方、前期との比較では、人員増強など配送体制の拡充により宅急便の取り扱いが増加するほか、採算管理を徹底し、コストに見合った適正運賃を受け取るといった取り組みの効果で単価も上昇するとみて、増益の予想としている。

・来期はネット通販関連貨物の取り扱い増加など想定
 来21/3期の連結業績も、宅急便の取り扱いの想定を引き下げ、従来予想を下方修正。営業利益を770億円→740億円(前期比6%増)とした。減額修正ながら、前期との比較では、インターネット通販やオークション関連貨物の取り込みで、宅急便の取り扱いが増えると想定。配送業務の効率化など生産性向上策の効果もあり、増益の予想としている。

・リスクファクター ~景気、競争激化など

・アナリストの投資判断 ~足元は若干割安。今期の利益増加が明確になるにつれ、上値を目指す展開を予想
 直近株価での今期当研究所予想PERは19倍強と、過去3年の平均(27倍台半ば)を下回る。当研究所では、輸送料金の引き上げがここ数年で急速に進み、今後は、宅急便の単価の上昇ペースが緩やかになるとみることから、株価も過去3年を下回る評価が妥当だが、業務効率化などで今・来期と着実な利益成長が続くとみることもあり、株価の評価を大きく引き下げる必要はないと考えている。足元の株価には若干の割安感があり、今後は、今期の利益増加が明確になるにつれ、上値を目指す展開に向かうと予想する。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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