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伊藤忠商事(8001) 20/3期1Qの純利益は四半期としての最高益を更新

QUICK企業価値研究所アナリスト 堀内敏成(2019/08/29)

・資源・非資源両分野が堅調に推移
 20/3期1Qの連結業績は、純利益が前年同期比29.9%増の1473億円となり、四半期としての最高益を更新。純利益から一過性損益を除いた「基礎収益」も前年同期比で約80億円増益の1170億円となった。鉄鉱石の市況上昇などを主因とする資源分野の好調に加え、非資源分野の利益も拡大した。同社は生活消費関連分野など国内関連事業が純利益の5割程度を占めており、これら景気変動耐性の高い分野に強みを持つことが、世界景気の減速局面で堅調な業績を達成した一因と言えよう。

・小幅増益ながら、純利益で過去最高益更新続くと予想
 企業価値研究所では20/3期の連結純利益予想に関し、会社計画を保守的とみて、前期比5%増の5240億円としていた(前回19年5月29日付レポート)。今回、1Qの実績および直近の世界景気や資源市況等を踏まえて予想を微修正し、前期比4%増の5220億円とする。続く21/3期、22/3期の純利益予想も微修正するが、小幅増益ながら、過去最高益の更新が続くとみている。次世代ビジネスの拡大など、「第8カンパニー」新設(19年7月)の効果も寄与しよう。

・リスクファクター ~貿易摩擦問題、中国経済の動向等

・アナリストの投資判断 ~株価は当面上値の重い展開も、中長期的には回復へ
 19年に入り回復に転じ、2月に高値2102.0円をつけた後、再び調整。6月以降、底堅い業績を背景に上昇、7月に年初来高値2134.5円をつけた。米中対立の長期化懸念などを背景に、株式相場では世界景気減速への警戒が強まっている。株価は当面上値の重い展開を見込むが、底堅い連結業績への評価、株主還元強化への期待などから、中長期的には回復に向かうとみている。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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