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大林組(1802) 完工粗利益率の低下で中期的に緩やかな営業減益基調を予想

QUICK企業価値研究所アナリスト 細貝広孝(2019/08/28)

・20/3期通期は営業3%減益予想を据え置き
 20/3期通期の連結業績に関して企業価値研究所では、売上高2兆200億円(前期比1%減)、営業利益1510億円(同3%減)の前回予想(19年6月)を据え置く。1Q実績の単体の完成工事(完工)粗利益率が当研究所の通期予想を下回ったが、今期は期末に向けて利益率の改善が進むとみており、1Q実績は当研究所の想定内。

・中期的に緩やかな営業減益を見込む予想を維持
 続く21/3期および22/3期の連結業績に関しても当研究所では前回予想を据え置く。21/3期は売上高横ばい、営業3%減益、22/3期は売上高横ばい、営業3%減益を予想。完工高は高水準な推移が継続するとみているが、完工粗利益率の低下で営業減益基調を予想している。

・1Qは建築工事の順調な進捗などで営業1割増益
 20/3期1Qの連結業績は、売上高が前年同期比2%増の4467億円、営業利益が同10%増の254億円だった。単体で建築工事の完工高が増加したことに加え、完工粗利益率が改善したことが寄与した。

・リスクファクター ~労務費、資材価格の上昇など

・アナリストの投資判断 ~中期的に高水準な利益推移見込み、足元の株価に割安感
 株価は13年から上昇トレンドに。17/3期の好調な業績などを背景に17年5月以降に上昇基調を強め、11月には1609円をつけて1990年以来となる1600円台にのせた。ただ、その後は伸び悩み、足元の株価は1000円を下回る水準で推移している。当研究所では、中期的に連結営業利益1400億円台と、同社としては高水準での推移を見込んでいる。中期的な利益水準を考慮すると足元の株価に割安感があり、上値余地はあると考える。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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