NOK(7240) 3割超の営業増益計画から一転、1割超の営業減益計画へ下方修正

QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2019/07/18)

・シール、電子部品とも期初見通しから引き下げ
 会社側は7月17日、20/3期通期の連結営業利益計画を、310億円→205億円(前期比11%減)へ大幅に下方修正。3割超の営業増益見通しから一転、1割超の営業減益計画に変更した。シールでは中国・北米自動車市場の減速や一般産業機械向けの販売減、電子部品では高機能スマートフォン向けの販売が落ち込む見通しになったとしている。

・当研究所では暫定的に会社修正計画まで減額
 企業価値研究所では、米中貿易摩擦の影響などを懸念して高機能スマートフォン向け電子部品の販売を慎重にみて、もともと期初の会社計画を下回る予想にしていた。従って、会社側が電子部品の見通しを引き下げたことに違和感はない。一方、中国・北米自動車市場の影響を踏まえてシールの見通しを引き下げたことは、当研究所の想定外である。今後は、シールを中心とした事業環境を見極める必要があると判断、今回は暫定的に会社修正計画と同額まで予想を引き下げ、8月1日発表予定の1Q実績や個別取材などを踏まえ、改めて予想を見直すこととする。

・リスクファクター ~電子部品での受注変動

・アナリストの投資判断 ~下方修正が重荷。当面は下値を探る展開を予想
 直近の株価に基づく20/3期の当研究所予想PERは21倍。同社の過去60カ月(多額の減損損失を計上した19/3期を除く)の平均PER13倍との比較では、割高感がある。当面は、業績計画の大幅な下方修正が重荷となり、下値を探る展開が続くと予想する。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
本サイトに掲載の記事・レポートは、QUICK企業価値研究所が提供するアナリストレポートサービスの抜粋記事です。
レポートサービスは証券会社・金融機関様に対し個人投資家向け販売資料としてご提供させて頂いております。
サービスに関するご質問、資料のご請求等は以下フォームよりお問い合わせください。
※ 個人投資家の方は掲載記事(レポート)の詳細を「QUICKリサーチネット」からもご覧頂けます。
   サービスの詳細・ご利用方法はこちらをご覧ください。
※ なお、本サイト掲載記事の内容に関する個別のご質問にはお答えできかねます。ご了承ください。

関連記事

  1. みずほフィナンシャルグループ(8411) 顧客部門、市場部門ともに良い出足。今期会社利益計画は達成を予想

  2. 電通(4324) 世界経済減速の影響強まり今期営業利益予想を13%減の970億円へ235億円減額

  3. 旭化成(3407) 臨時修繕費用の発生や全般的な需要低迷で営業利益を小幅減額修正

  4. 8/19の配信レポート一覧:綜合警備保障(2331)、旭化成(3407)、花王(4452)、他

  5. 第一三共(4568) 1Qは大幅増益スタートだが、研究開発計画の不透明などから予想据え置き

  6. 大塚商会(4768) 消費増税、「Windows7」のサポート終了控えパソコン販売好調。今期20%営業増益予想

  7. 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306) 債券収益が伸長。いくつかの要因も重なり今期利益の出足は強含み

  8. オリエンタルランド(4661) 来春の「TDL」エリア刷新、23/3期の「TDS」拡張などをテコに利益成長を予想

人気記事ランキング

  1. 登録されている記事はございません。

アーカイブ

PAGE TOP