久光製薬(4530) アジアの苦戦等から1Qは減収・減益、前回予想据え置く

QUICK企業価値研究所アナリスト 真下弘司(2019/07/17)

・1Qは低調なスタート、予想据え置く
 企業価値研究所予想の20/2期の連結営業利益は前期比1%増の226億円。1Qの業績は一般用医薬品の消炎鎮痛貼付剤「サロンパス」のアジアにおける苦戦等から低調なスタートだが、前回予想を据え置く。最主力品の経皮鎮痛消炎剤「モーラステープ」は引き続き苦戦を見込むが、「サロンパス」の自社販売拡大に伴う収益性の向上等から増益を予想する。
 続く21/2期と22/2期についての連結営業利益予想は21/2期が同3%減の220億円、22/2期は同4%増の228億円で変更なし。引き続き「サロンパス」の伸長を見込むが、21/2期は国内薬価引き下げの影響で減益、22/2期は新製品群の貢献を見込み増益を予想する。

・1Qは13%減収、36%営業減益
 20/2期1Qの連結業績は、売上高が前年同期比13%減の292億円、営業利益は同36%減の28億円。医療用医薬品、一般用医薬品とも低調に推移。国内および海外での積極的な投資で広告費が増加し3割超の営業減益。

・リスクファクター ~医療制度改革と主力製品への依存度の高さ

・アナリストの投資判断 ~株価上昇には「サロンパス」の成長等が必要
 株価は18年6月22日に上場来高値となる9950円をつけたが、その後は総じて軟調に推移し足元は4300円前後で推移。最主力品で医療用医薬品の経皮鎮痛消炎剤「モーラステープ」の落ち込みが続いていることが上値を重くしているようだ。薬価制度の抜本改革により国内医療用医薬品は厳しい事業環境が続く。株価の上昇には「サロンパス」の着実な成長や新製品の貢献、新薬の開発進展などが必要と考える。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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