アステラス製薬(4503) 販売移管等の影響を織り込み来期以降の業績予想を減額

QUICK企業価値研究所アナリスト 真下弘司(2019/03/13)

・来期以降、特許満了の影響が本格化
 企業価値研究所予想の19/3期の連結営業利益を2440億円→2460億円(前期比15%増)と修正。3Qまでの業績は概ね想定通り推移。3Qに発生したポテンザ社買収に伴う再評価益等を新たに織り込み小幅増額。国内薬価引き下げ等のマイナス影響はあるが、前立腺がん治療剤「XTANDI」や過活動膀胱(OAB)治療剤「ミラベグロン」などの伸長、前期との比較で減損損失等の減少を見込み2桁の営業増益を予想する。
 続く20/3期と21/3期の連結営業利益予想は、20/3期が2540億円→2440億円(同1%減)、21/3期は2480億円→2400億円(同2%減)と見直した。19年1月に発表した国内製品の販売移管の影響等を織り込み減額。OAB治療剤「ベシケア」の特許満了の影響で厳しい事業環境が続く見通し。

・3Q累計は1%増収、16%営業増益
 19/3期3Q累計の連結業績は、売上高が前年同期比1%増の1兆50億円、営業利益は同16%増の2094億円。「XTANDI」や「ミラベグロン」の伸長、研究開発費や減損損失などの減少が寄与した。

・リスクファクター ~医療費抑制や副作用など

・アナリストの投資判断 ~開発の進展等に注目
 株価は1月4日に昨年来安値となる1356円をつけたが、足元は1700円前後まで回復。PERなど株価指標は割安な水準にあるが、「ベシケア」の特許満了を控え厳しい事業環境が続く。株価の上昇には次の成長を担うパイプライン(製品開発群)の充実や開発の進展等が必要と考える。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
本サイトに掲載の記事・レポートは、QUICK企業価値研究所が提供するアナリストレポートサービスの抜粋記事です。
レポートサービスは証券会社・金融機関様に対し個人投資家向け販売資料としてご提供させて頂いております。
サービスに関するご質問、資料のご請求等は以下フォームよりお問い合わせください。
※ 個人投資家の方は掲載記事(レポート)の詳細を「QUICKリサーチネット」からもご覧頂けます。
   サービスの詳細・ご利用方法はこちらをご覧ください。
※ なお、本サイト掲載記事の内容に関する個別のご質問にはお答えできかねます。ご了承ください。

関連記事

  1. アステラス製薬(4503) 前提為替レートを見直し予想を修正、来期減益との見方は継続

  2. 第一三共(4568) 1Qは大幅増益スタートだが、研究開発計画の不透明などから予想据え置き

  3. 大塚商会(4768) 消費増税、「Windows7」のサポート終了控えパソコン販売好調。今期20%営業増益予想

  4. 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306) 債券収益が伸長。いくつかの要因も重なり今期利益の出足は強含み

  5. オリエンタルランド(4661) 来春の「TDL」エリア刷新、23/3期の「TDS」拡張などをテコに利益成長を予想

  6. 任天堂(7974) 「Switch Lite」投入で『ポケモンSS』『あつ森』による子供・女性層開拓の確度増す

  7. 東海旅客鉄道(9022) 1Qの好調で今期予想を増額も、輸送需要の伸び悩みリスクを勘案し来期予想は減額

  8. 村田製作所(6981) 1Qは従来予想をやや上回ったが、従来予想を据え置き

人気記事ランキング

  1. 登録されている記事はございません。

アーカイブ

PAGE TOP