QUICK Money World(マネーワールド)

個人投資の未来を共創する
QUICKの金融情報プラットフォーム

ホーム 記事・ニュース 資生堂(4911) マーケティング投資増加で下方修正したが、大幅増益基調が続く見込み
この記事は最終更新から1年以上経過しております。

資生堂(4911) マーケティング投資増加で下方修正したが、大幅増益基調が続く見込み

QUICK企業価値研究所アナリスト 伊藤健悟(2019/02/28)

・高価格帯製品を中心に販売は順調に拡大
 19/12期の連結業績について企業価値研究所では、従来予想を売上高1兆1900億円→1兆1800億円(前期比8%増)、営業利益1490億円→1320億円(同22%増)へ引き下げる。高価格帯製品を中心に、国内外で販売は順調に拡大。しかし、中国などでマーケティング費用を想定以上に大幅に積み増す方針が示されたほか、製品供給体制強化へ向けた費用増もあり、利益面を中心に予想を引き下げた。前期比では、数量増と採算改善の効果で大幅な増益となる見通し。翌20/12期以降も、国内外での数量増と採算改善、合理化の効果で順調な業績拡大が続こう。急激な需要増に対応するための生産体制整備も進むが、生産性向上など一段の製品供給体制強化が急がれる。

・4Qの費用増で想定を下回ったが、大幅な増益に
 18/12期の連結営業利益は、前期比35%増の1084億円で着地。高価格帯製品を中心とした国内外での販売好調と採算改善により、業績は順調な伸びをみせた。ただし、4Qにマーケティング費用などが想定以上に増加したため、当研究所が予想していた1250億円を下回った。

・リスクファクター ~製品供給体制や中国事業など

・アナリストの投資判断 ~業績拡大を確認しつつ、株価は引き続き上昇へ
 18年6月まで上昇を続けた株価は、その後インバウンド消費の伸びの鈍化などが嫌気されて下落。19年1月に入って底入れしたものの、足元でも当研究所の今期予想連結PERで約36倍と、過去の好調時の水準と比較して低位にある。製品供給体制の整備やマーケティングの強化に向けた費用が増加しているが、高価格帯製品の数量増で業績は引き続き順調な拡大が見込まれる。これを確認しつつ、株価は引き続き上昇に向かおう。同社の過去のPER水準などを勘案すると、同40倍程度の評価は可能と考える。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
本サイトに掲載の記事・レポートは、QUICK企業価値研究所が提供するアナリストレポートサービスの抜粋記事です。
レポートサービスは証券会社・金融機関様に対し個人投資家向け販売資料としてご提供させて頂いております。
サービスに関するご質問、資料のご請求等は以下フォームよりお問い合わせください。
※ 個人投資家の方は掲載記事(レポート)の詳細を「QUICKリサーチネット」からもご覧頂けます。
   サービスの詳細・ご利用方法はこちらをご覧ください。
※ なお、本サイト掲載記事の内容に関する個別のご質問にはお答えできかねます。ご了承ください。


銘柄名・銘柄コード・キーワードから探す

株式ランキング

コード/銘柄名 株価/前日比率
1
1,033
-0.19%
2
11,000
+2.8%
3
268
+19.11%
4
3686
DLE
179
+13.29%
5
243
+10.45%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
267
+18.66%
2
3686
DLE
181
+14.55%
3
5189
桜ゴム
2,520
+13.51%
4
1,001
+13.1%
5
6807
航空電
2,632
+12.91%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
8918
ランド
7
-12.5%
2
1,920
-11.8%
3
2,067
-9.58%
4
29
-9.37%
5
1,210
-8.47%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
34,030
-1.59%
2
34,230
-1.66%
3
2,593
+2.93%
4
27,190
-2.31%
5
47,840
-1.25%
対象のクリップが削除または非公開になりました
閉じる
エラーが発生しました。お手数ですが、時間をおいて再度クリックをお願いします。
閉じる