任天堂(7974) 小型版投入を想定し来期以降の「Switch」ハード販売台数を上方修正

QUICK企業価値研究所アナリスト 永田和子(2019/02/12)

・来期の『ポケモン』、『ぶつ森』最新作発売と合わせ子供、女性を取り込みへ
 子供が同社IPに触れる機会を増やすため、企業価値研究所は『ポケモン』完全新作発売(本年後半)に合わせ携帯型に特化した廉価な小型版「Switch」が投入されると想定。現行「Switch」も携帯可能だが、価格、重さ、バッテリー等に難がある。小型版投入により携帯機で遊びたい子供、女性(『ぶつ森』最新作も年内発売予定)の取り込みが進もう。小型版を含む「Switch」ハード販売台数の来期以降の予想を引き上げる一方、現行機の潜在ユーザーが小型版に流れるとみて、現行機の予想は下方修正。来期上期のソフトラインナップの薄さも勘案した。ただし、ハード販売が停滞しても、良好な稼働やサードパーティの協力により、収益の柱であるソフト販売の好調は続く見込み。

・営業利益予想を引き下げるが、「Switch」拡販と流通デジタル化による成長シナリオは不変
 21/3期にかけて連結営業利益の当研究所予想を引き下げたが、「Switch」拡販と世界的な流通デジタル化をテコに利益成長が続くとの見方は変えていない。来期は10年ぶりの高水準へ。なお、予想には織り込んでいないが、新しいゲーム体験の提案で「Switch」によるライト層開拓が進めば、業績の更なる押し上げ要因となる見込み。

・リスクファクター ~来期上期の市場冷え込みなど

・アナリストの投資判断 ~6月の米「E3」にかけての情報更新に合わせ株価は上昇へ
 3月から6月の米「E3」にかけて小型版「Switch」を含む年末商戦のラインナップが明らかになり、株価は上昇に向かおう。当研究所はPER20倍前後を適正水準と考えており、来期PER14倍(当研究所予想)は割安感が強い。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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