鹿島建設(1812) 中期的に連結営業利益1300億円の水準での推移を見込んだ予想を据え置き

QUICK企業価値研究所アナリスト 細貝広孝(2018/12/14)

・修正後の会社計画を上回る営業利益予想を維持
 19/3期通期の連結業績に関して企業価値研究所では、売上高2兆円(前期比9%増)、営業利益1330億円(同16%減)の前回予想(18年8月)を据え置く。会社側は上期実績などを踏まえて連結営業利益計画を増額修正したが、当研究所では修正後の会社計画をさらに上回る利益予想を維持する。

・中期的には完工粗利益率の低下傾向を見込む
 続く20/3期の連結業績に関しても当研究所では、売上高2兆400億円(前期比2%増)、営業利益1300億円(同2%減)、21/3期は売上高2兆600億円(同1%増)、営業利益1280億円(同2%減)を据え置く。完工粗利益率の低下による緩やかな営業減益傾向を見込む。

・19/3期上期は完工粗利益率が低下して営業減益
 19/3期上期の連結業績は売上高が前年同期比9%増の8978億円、営業利益が同21%減の606億円だった。前年同期に特殊要因が押し上げた反動で完工粗利益率が低下した。

・リスクファクター ~労務費、建設資材価格上昇など

・アナリストの投資判断 ~会社利益計画からの上ぶれで株価に上値余地
 株価は好調な決算などを背景に17年8月には2000円台を捉え、11月には1992年以来の水準となる2598円の高値をつけた。その後はリニア中央新幹線工事の不正入札に係る報道や19/3期の保守的な利益計画などを背景に足元の株価は1500円近辺で推移している。当研究所では、会社側の19/3期営業利益の修正計画は保守的とみており、今後、利益実績が上ぶれるようであれば、株価に上値余地があると考える。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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