三井不動産(8801) 上期実績は想定内で順調に進捗。中期的には増収増益基調を見込む

QUICK企業価値研究所アナリスト 細貝広孝(2018/12/11)

・19/3期は営業2%増益予想を維持
 19/3期通期の連結業績に関して企業価値研究所では、一部セグメントを見直すが、営業収益1兆8500億円(前期比6%増)、営業利益2500億円(同2%増)は前回予想(18年8月)を据え置く。上期実績は全体としてはほぼ当研究所の想定内で順調に進捗したと考えている。

・中期的に営業増益基調を見込んだ予想を維持
 続く20/3期の連結業績に関して当研究所では、営業収益1兆9000億円(前期比3%増)、営業利益2700億円(同8%増)、21/3期は営業収益1兆9300億円(同2%増)、営業利益2800億円(同4%増)と、前回予想を据え置いた。オフィス市場の好調推移など、同社を取り巻く経営環境に大きな変化はないとみている。

・上期は分譲事業が順調に進捗し、営業増益を確保
 19/3期上期の連結業績は、前年同期比19%の増収、同22%の営業増益だった。国内外で分譲事業が順調に進捗し、全体の営業増益を牽引した。

・リスクファクター ~金利、土地価格、建築費の上昇

・アナリストの投資判断 ~海外事業のさらなる利益成長確認で株価に上値余地
 株価は15年8月に3879.0円の高値をつけたあと、株式相場全体の下落などを背景に、16年8月には2031.5円の安値をつけた。その後は3000円近辺の上値が重い展開に。18年5月の自己株式取得発表後は3082.0円まで急伸したが、足元の株価は2000円台後半の水準で推移している。当研究所では、好調な不動産市況の継続で21/3期まで安定的な利益拡大を見込んでいる。海外事業で英国における物件売却益が計上されたが、今後、海外事業における利益計上が英国以外にも大きく拡がりをみせれば、現在の株価水準からは上値余地があると考える。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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