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久光製薬(4530) 「サロンパス」は順調だが、「モーラステープ」が苦戦

QUICK企業価値研究所アナリスト 真下弘司(2018/10/22)

・「モーラステープ」が想定以上に苦戦
 企業価値研究所予想の19/2期の連結営業利益は前期比8%減の242億円。経皮鎮痛消炎剤「モーラステープ」が想定以上に苦戦しており売上高予想を引き下げたが、米国子会社ノーベン社の業績予想引き上げや全社的な経費節減等を見込み営業利益は据え置く。消炎鎮痛貼付剤「サロンパス」を中心に一般用医薬品の伸長を見込むが、18年4月の国内薬価引き下げの影響等による医療用医薬品の落ち込み、販売促進費や広告費の増加もあり営業減益を予想する。
 続く20/2期と21/2期についての連結営業利益予想も20/2期が同6%増の256億円、21/2期は同2%増の260億円で変更なし。引き続き医療用医薬品は苦戦を見込むが、一般用医薬品の伸長等から増益を予想する。

・上期は6%減収、11%営業減益
 19/2期上期の連結業績は、売上高が前年同期比6%減の694億円、営業利益は同11%減の112億円となった。消炎鎮痛貼付剤「サロンパス」がけん引し一般用医薬品は順調だが、薬価引き下げ等の影響で「モーラステープ」など医療用医薬品が落ち込み減収。研究開発費など販管費も減少したが、補えず営業減益。

・リスクファクター ~医療制度改革と主力製品への依存度の高さ

・アナリストの投資判断 ~慎重な投資スタンスで
 株価は18年6月22日に上場来高値となる9950円をつけたが、株式相場全般の調整もあり10月16日に年初来安値となる6760円をつけた。当研究所では今期は営業減益を予想、また足元では「モーラステープ」が想定以上に苦戦しており慎重な投資スタンスで臨みたい。株価の上昇には新薬の開発進展などが必要と考える。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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