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資生堂(4911) 国内外での好調を受け、業績予想を再度上方修正

QUICK企業価値研究所アナリスト 伊藤健悟(2018/08/28)

・高価格帯製品の拡大で想定以上に好調に推移
 18/12期の連結業績について企業価値研究所では、従来予想を売上高1兆700億円→1兆1100億円(前期比10%増)、営業利益1090億円→1250億円(同55%増)へ上方修正する。今期は期初の段階から、高価格帯製品の販売好調でマーケティング費用増加などの影響を吸収し、増収、大幅増益になるとみていた。1Qが想定以上に好調だったことを受けて、期初予想を営業利益で1000億円→1090億円に引き上げていたが、国内外での好調持続を受けて、これを再度上方修正した。今後は高価格帯製品の一段の拡大やECチャネルの強化などにより、日本や中国での成長の維持・加速と欧米での収益性改善を進める。20/12期の目標として営業利益1200億円を掲げるが、当研究所ではこれを上回る業績拡大を予想する。

・販売好調と採算改善で上期は想定を上回る増益に
 18/12期上期の連結営業利益は、前年同期比2.1倍の711億円となった。国内外で販売が好調に推移したうえ、採算改善も進み、当研究所が想定していた650億円を上回る大幅な増益を達成した。

・リスクファクター ~製品供給体制や中国事業など

・アナリストの投資判断 ~好調な業績を背景に、株価は再度上昇へ
 高価格帯製品の販売拡大による業績好調を追い風として株価は17年春から一本調子で上昇していたが、18年6月に入って下落に転じた。足元でも、来期の当研究所予想連結PERは33倍と、トイレタリーメーカーの平均を上回るが、同社の過去の好調時の水準との比較ではこれを下回る。訪日外国人数の伸びが足元で鈍化するなど懸念材料もあるが、当面は業績の大幅な拡大基調が続く公算が大きく、過去の同社のPER水準などから判断すると、同36倍程度の評価は可能と考える。順調な業績拡大を確認しつつ、株価は再度上昇に向かおう。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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