QUICK Money World(マネーワールド)

個人投資の未来を共創する
QUICKの金融情報プラットフォーム

ホーム 記事・ニュース オリンパス(7733) 1Qは営業赤字だが主力の医療は順調。実質ベースでは増益トレンドが続こう
この記事は最終更新から1年以上経過しております。

オリンパス(7733) 1Qは営業赤字だが主力の医療は順調。実質ベースでは増益トレンドが続こう

QUICK企業価値研究所アナリスト 谷林正行(2018/08/21)

・今期の営業利益を減額したが、来期以降は小幅増額
 企業価値研究所の19/3期の連結予想営業利益は、820億円→600億円(前期比26%減)へ引き下げた。1Qに証券訴訟の和解金や中国子会社の訴訟の引当金を計上したことによる。ただし、主力の医療の進捗は順調であり、来期以降は小幅増額。実質ベースでは営業増益のトレンドが続くとみている。

・リスクの大部分は処理
 同社は過去の損失先送りに係る証券訴訟の損害賠償請求を受け、18/3期末時点の訴額の合計は283億円となっていた。この1Qに信託銀行6行と和解したことにより残りの訴額は4億円となった。これによりリスクの大部分が処理された。ただ、証券訴訟以外では米国における十二指腸内視鏡の製造物責任に関する民事訴訟がある。

・多額の損失計上で19/3期1Qは連結営業赤字
 19/3期1Qの連結営業損益は116億円の損失(前年同期は127億円の利益)となった。主力の医療の利益は2桁増だが、和解金など多額の損失で連結全体では赤字に。

・リスクファクター ~為替相場の変動、医療における当局の規制、製造物責任、映像における競争激化など

・アナリストの投資判断 ~当面の株価は現値付近を想定。損失計上は、リスクの処理という面でニュートラル
 当研究所では、当面の株価は現値付近で推移するものとみている。1Q決算発表前後の値動きをみると、多額の損失を計上したことについては、リスクの処理が進んだという面もあることから相殺されている。なお、最近の決算説明会などでの質疑応答のやり取りからみて、製品サイクルの末期となっている消化器内視鏡の本格的な新製品への期待度が高まっている模様。会社側では当面発表する予定はないとしていることから、慎重にみていく必要があろう。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
本サイトに掲載の記事・レポートは、QUICK企業価値研究所が提供するアナリストレポートサービスの抜粋記事です。
レポートサービスは証券会社・金融機関様に対し個人投資家向け販売資料としてご提供させて頂いております。
サービスに関するご質問、資料のご請求等は以下フォームよりお問い合わせください。
※ 個人投資家の方は掲載記事(レポート)の詳細を「QUICKリサーチネット」からもご覧頂けます。
   サービスの詳細・ご利用方法はこちらをご覧ください。
※ なお、本サイト掲載記事の内容に関する個別のご質問にはお答えできかねます。ご了承ください。


銘柄名・銘柄コード・キーワードから探す

株式ランキング

コード/銘柄名 株価/前日比率
1
3,749
-0.07%
2
57,100
+3.46%
3
6525
KOKUSAI
4,165
+8.32%
4
18,400
+7.91%
5
2,019.5
+8.19%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
99
+43.47%
2
185
+37.03%
3
1,448
+26.13%
4
276
+25.45%
5
7276
小糸製
2,535
+24.57%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
506
-13.79%
2
151A
ダイブ
3,280
-12.53%
3
7426
山大
2,324
-12.46%
4
1,170
-11.43%
5
674
-10.96%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
41,980
-2.16%
2
57,100
+3.44%
3
946.6
+2.98%
4
30,810
+1.11%
5
39,510
+0.66%
対象のクリップが削除または非公開になりました
閉じる
エラーが発生しました。お手数ですが、時間をおいて再度クリックをお願いします。
閉じる