しまむら(8227) 継続的な販売伸び悩みを反映、当研究所の業績予想を減額

QUICK企業価値研究所アナリスト 堀内敏成(2018/07/26)

・19/2期の連結業績予想は前期比微増の430億円に
 企業価値研究所では19/2期通期の連結業績に関し、1Qの連結業績の低迷および2Qの販売伸び悩みなどを踏まえ、売上高5765億円(前期比2.0%増)、営業利益430億円(同0.2%増)に下方修正する。1Qの連結業績は、販売伸び悩みなどを主因に、売上高1376億円(前年同期比0.3%減)、営業利益72億円(同31.7%減)と低迷。続く2Qも、「しまむら」の既存店売上高が6月度に前年同月比11.7%減、7月度に同11.2%減と連続して落ち込んだ。

・商品および採算管理、コスト圧縮を徹底
 国内アパレル業界はトレンドが不在のなか、二極化の様相を呈している。同社は苦境が続くが、数量管理を含む商品管理を徹底。PB(プライベートブランド、メーカーや卸売業が企画する「しまむら専用商品」)の強化、中国からの直接物流(商品の検品、値札付け、店舗別梱包などをコストの安い中国で行うことで原価を低減する)の拡大などにより、採算改善に注力する一方、コスト圧縮を強化し、損益改善を図る方針。

・リスクファクター ~「しまむら」業態の販売動向など

・アナリストの投資判断 ~株価指標に割安感。「しまむら」の販売回復あれば、株価も持ち直しへ
 株価は18年4月に年初来高値1万4280円をつけたが、主力業態「しまむら」の販売伸び悩みが継続したことで下落基調となり、直近は1万円前後での推移。業績動向は不振が続くが、当研究所による同社の「改革能力」への評価に変化はない。足元の株価指標は過去のトレンドとの比較で割安感が強まっており、「しまむら」の販売が回復に転じれば、株価も持ち直しに向かうと予想する。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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