2017/07/21 04:50:09

業績期待指数3カ月連続マイナス 非製造業の見通し悪化、銀行はマイナスに(1月)

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QUICKコンセンサスDI

金融機関のアナリストによる企業業績予想がどう変化しているのか、ひと目で判断できる独自のマクロ指標をお伝えします。

業績期待指数3カ月連続マイナス 非製造業の見通し悪化、銀行はマイナスに(1月) (2016/02/01)

  • 業績期待指数マイナス3 3カ月連続マイナス
  • 非製造業DIは4カ月連続の悪化 11カ月ぶり低水準
  • 医薬品や非鉄金属の見通し悪化 銀行はマイナスに転じる
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業績期待指数3カ月連続マイナス

株式市場アナリストによる業績予想の方向感を示す「QUICKコンセンサスDI」(2016年1月末時点)は、金融を含めた全産業ベースでマイナス3と3カ月連続のマイナスとなりました。3カ月連続のマイナスは2014年5~7月(3カ月連続マイナス)以来、1年半ぶりです。

QUICKコンセンサスDI

1月のDIは11~12月に続き同じマイナス3でしたが、DIのマイナスはアナリストによる業績見通しが下方修正優勢に転じたことを表し、株式市場の業績期待が弱まっていることを意味します。今回の特徴は12月に続き、製造業DIのマイナス幅がやや改善する一方、非製造業DIのプラス幅が縮小した点です。これまでDI全体を下支えしてきた非製造業セクターに対する先行き警戒感は一段と広がってきているようです。

QUICKコンセンサスDIは、アナリストが予想連結純利益を3カ月前時点に比べて3%以上、上方修正した銘柄を「強気」、下方修正した銘柄を「弱気」と定義し、「強気」銘柄が全体に占める比率から、「弱気」銘柄の比率を差し引いて算出されます。DIがプラスということは、上方修正銘柄下方修正銘柄を上回っているということです。5社以上のアナリストが業績を予想する銘柄を対象にしているため、主要企業の業績に対する市場全体の期待値が上向きか、下向きかを判断するうえで参考になります。

製造業DIは5カ月連続マイナス 非製造業の業績鈍化見通し続く

製造業と非製造業を比較すると、依然として製造業のDIが厳しくなっています。1月の製造業DIはマイナス11と12月から4ポイント改善したものの、5カ月連続のマイナスとなりました。今後の注目点としては、2016年3月期もそうですが、やはり来期以降の業績見通しでしょう。中国景気の減速や円相場の先行き見通しの不透明感など懸念要因は尽きません。ただ、日銀が1月の金融政策決定会合マイナス金利の導入を発表しました。今後、1ドル=125円、130円というように、大きく円安が進むかどうかはまだ分かりませんが、市場関係者の間では円高進行に対する懸念はかなり後退したとの見方が出ているようです。今後は中国など海外経済の行方をより注視する必要が出てきそうです。

一方、気になるのが非製造業の行方です。DIは昨年9月のプラス25をピークに低下傾向をたどっており、1月はプラス8と昨年2月以来の水準まで低下しました。中国経済の成長率鈍化、景気の先行き不透明感、さらには習近平政権による中国国外における爆買い禁止令の影響で、中国からのインバウンド需要が後退するのではないかとの見方が、非製造業DIの低下につながる一因になったと考えられます。

DIプラス業種が減少 銀行はマイナスに転じる

DIを業種別に見ると、16業種中、上方修正銘柄下方修正銘柄を上回り、DIがプラスになっている業種は8業種と12月(9業種)から減少しました。一方、下方修正銘柄上方修正銘柄を上回り、DIがマイナスになっている業種は7業種、上方修正銘柄下方修正銘柄が同一でDIが0になっている業種が1業種でした。

さらに中身を細かくみると、プラス幅が拡大した業種は食料品や輸送用機器、情報・通信の3業種にとどまり、化学や不動産など5業種はプラス幅が縮小。非鉄金属や卸売はマイナス幅が拡大し、銀行はプラスからマイナスに転じました。銀行については、日銀のマイナス金利導入により、国債利回りの低下が銀行の収益を圧迫するとの懸念が広がっています。銀行機関投資家のみならず個人投資家の多くが手掛ける人気セクター。業績懸念が広がると相場全体の値動きにも影響を及ぼす可能性が高いとみられ、今後の業績動向を注視する必要がありそうです。

スマホ向け部品の成長期待低迷でミスミが大幅下方修正

3カ月比で純利益の上方修正率、下方修正率が大きな銘柄のうち、いずれも上位5銘柄をピックアップしてみました。ミツミ電機は、主力のスマートフォン(スマホ)向け部品の成長期待剥落によって業績見通しが大きく弱気に傾きました。一方、小野薬品工業は、新規がん治療薬「オプシーボ」の販売好調が続き、前月に続いて業績見通しは大幅な上方修正となっています。

予想純利益率の上方修正率(3カ月前比)の高かった上位5銘柄は以下の通りです。

銘柄名           修正率
小野薬(4528)・・・・・・・98.90%
戸田建(1860)・・・・・・・49.72%
ヤマダ電(9831)・・・・・・38.64%
鹿島(1812)・・・・・・・・25.19%
大林組(1802)・・・・・・・24.25%

一方、下方修正率ランキングの上位5銘柄は以下の通りです(▲は減少)。

銘柄名           修正率
ミツミ(6767)・・・・・・▲56.02%
セガサミーHD(6460)・・▲48.67%
川崎船(9107)・・・・・・▲46.09%
住友鉱(5713)・・・・・・▲37.48%
日ケミコン(6997)・・・・▲36.45%

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