気になる投信用語④分配金「預貯金の利息とは違う!」

ポイント
  • 分配金とは何か…利息や配当との違いは?
  • 決算頻度や分配金の金額は誰が決めるの?
  • 分配金だけでは測れないファンドの成績
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投資信託に興味はあっても、専門的な用語が多くてとっつきにくい・・・。そんな投資初心者のために、QUICK資産運用研究所では新たに「気になる投信用語」の配信を始めた。投信選びの参考になりそうな言葉の意味やデータの使い方などをシリーズでわかりやすく解説する。第4回は「分配金」。

分配金とは…預貯金の利息や株の配当とは違う!

投資信託では、資産や負債、損益を計算し、運用収益の状況や資産の内容を明らかにする決算を1年に1回以上行う。決算の結果、収益が出ていた場合、その一部を投資家に還元するお金のことを分配金という。

預貯金の利息が投資家の元本とは別勘定の銀行資産から支払われるのに対し、分配金は個々の投資家が保有している投資信託の資産の中から支払われるため、分配金が支払われるとその金額相当分、基準価額は下がる。また、株式の配当金とも異なり、分配金が多くでればよいというものでもない。

目論見書では分配金のことを「収益分配金」としているが、収益が出ていなくても、投資家の元本の一部を取り崩して分配金が支払われるケースが少なくない。元本を取り崩して支払う分配金のことを「特別分配金(元本払戻金)」と呼び税制上非課税扱いとなり、収益から払う分配金は「普通分配金」と呼ばれ課税対象になる。

分配金
決算頻度や分配金の金額は誰が決めるの?

 投資信託の決算頻度は、毎月決算型、年4回決算型など様々なタイプがある。原則、1年に1回以上の決算を行うが、決算時に収益が出ていても、あえて分配せずにファンドの資産として引き続き運用し、資産を大きくしていくことを目的としたファンドもある。決算頻度や分配の方針は、運用会社がファンドを設定する際に定める。また、分配金をいくら支払うかを決めるのも運用会社で、決算時の収益状況と分配方針を考慮して決定する。

分配金だけでは測れないファンドの成績

投資信託は収益を超えて、投資家の元本を取り崩してまでも、分配金を支払うことができ、収益が出ていてもあえて分配しないファンドもあるため、分配金が他のファンドより多く出ているから“成績が良いファンド”、分配金が出ていないから“成績が悪いファンド”とは限らない。

投資信託の運用成績を評価するには、分配金だけに目を奪われるのではなく、分配金も加味した基準価額の値動きを併せて確認することが重要だ。

情報サイトで分配金をチェック

自分が持っているファンドや、気になるファンドの分配金を知りたいなら、運用会社や販売会社、投資信託協会などのホームページに掲載されている。
 

(QUICK資産運用研究所 望月瑞希)

QUICK資産運用研究所は、知っているようで、実はよく理解していない投信用語を分かりやすく解説した「気になる投信用語」の配信を始めました。用語の具体的な使い方やQUICKサービスでの活用事例なども紹介します。どうぞご活用ください。

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