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東京ゲームショウ開幕直前 意外な出展企業に注目

記事公開日 2017/9/20 12:35 最終更新日 2017/11/2 16:29 QUICK Market Eyes

秋の定番イベントとなった「東京ゲームショウ2017」が、9月21~24日(ビジネスデイは21・22日、一般公開日は23日・24日)にかけて幕張メッセで開催される。中間集計(9月6日時点)での出展社数は601社(昨年最終は614社)、出展小間数は1930小間(同1939小間)となり、出展社数は歴代2位、出展小間数は同3位で、過去最大だった昨年に迫る規模。また、海外出展社は315社(同345社)で、昨年に引き続き全出展社601社の過半を占めている。

出展タイトル数は1000超え 最先端から気軽に楽しめるゲームまで

出展タイトル数は1042で、家庭用ゲーム機、スマホ、PCなど多彩なプラットフォーム向けで、話題のVR(仮想現実)に対応した最先端ゲームから、誰でも気軽に楽しめるゲームまで、幅広いジャンルのゲームタイトルの出展が予定されている。最終的な出展タイトル数や各社ブース概要・イベント情報は、東京ゲームショウ2017の会期初日である21日の午前中に公開される。

 

ゲームショウの主役の一社で、ソニー傘下であるソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は「プレイステーション ブース」の出展内容を公開。「プレイステーション4(PS4)」の未発売タイトルを中心に「モンスターハンター:ワールド」(カプコン)、「グランツーリスモSPORT」「コール オブ デューティ ワールドウォーII」(SIE)をはじめ、日本国内初となる「Detroit Become Human」(SIE)などを試遊出展する。さらに、PS4の魅力を高めゲーム体験をより豊かにするPS VR向けタイトルとして、「V!勇者のくせになまいきだ R」(SIE)をはじめ、ソフトウェアメーカー各社がバラエティに富んだタイトルのため試遊出店が多数ラインナップされており注目を集めそうだ。下記は出展タイトルとそのメーカーである。基本的にソニーが多いのだが、カプコン、スクエニ、バンダイナムコも複数のラインナップを取り揃えている。

<試遊出展予定タイトル一覧>

ゲームソフト会社に目を転じると、セガサミー(6460)傘下のセガゲームスは、ソニックシリーズの最新作「ソニックフォース」を出展し、試遊プレイ台やステージイベントのほか、ゲームサウンドのライブも実施。Aiming(3911)は、事前登録者数の多さで話題のスマホ向けMMORPG「CARAVAN STORIES」を電撃オンラインブースに登場させる。コーエーテクモ(3635)は今冬配信予定の新作スマホゲーム「アトリエオンライン~ブレセイルの錬金術士~」の映像を出展。24日実施の「アトリエ20周年」スペシャルステージでは,本作の女性主人公の声優を発表するとともに、担当声優を交えたイベントも行うという。

 

自動車プレス部品大手の東プレも出展 高性能キーボード手がける

変わりどころの出展企業といえば東プレ(5975)だろう。東プレはプレス加工技術と金型設計技術に強みを持つ独立系の自動車部品メーカーだが、高性能のコンピュータ用キーボード「Realforce(リアルフォース)」を手掛ける。その「REALFORCE」シリーズのキーボードは軽やかな打鍵感と高い堅牢性からゲーマーに人気があることから、ゲーミングモデル「REALFORCE RGB」を発売するなどE-SPORTSと関係が深いようだ。東プレは「REALFORCE TYPING CHAMPIONSHIP 2017」と題して、タイピング日本一を決める(タイピングの速さと正確性を競う)大会を主催し、8月の予選を経て成績上位16名による対戦形式のトーナメントを東京ゲームショウ2017の東プレブースで開催するという。他のゲーム会社とは一線を画すが、E-SPORTSの発展とともにクローズアップされていく銘柄になるかもしれない。

イー・ガーディアンはカスタマーサポートに実績 チャットサービス「G-Bot」提供

その他では、ネットセキュリティ企業であるイー・ガーディアン(6050)も注目か。同社はアプリ・ゲーム業界のカスタマーサポートやデバッグサービスなど、総合ネットセキュリティ企業としてネットを安心・安全に利用できるための様々なサービス提供。これまで、スマホアプリやオンラインゲームを中心に600タイトル以上のカスタマーサポート実績を有し、海外ゲーム会社の日本進出支援も数多く手がける。先日にはカスタマーサポートのノウハウを活かして、ゲーム・エンタメ業界に特化したチャットボットソリューション「G-Bot」の提供を開始している。同社のブースでは、多言語対応可能なチャットボットを活用したカスタマーサポートやユーザー間コミュニケーションの監視業務、公式SNSアカウントの運用等を行うコミュニティマネジメント、デバッグ、人材派遣などゲームのバックヤード業務全般のサービスを紹介するという。

【東京ゲームショウ出展企業を総合偏差値で相対評価】
東京ゲームショウ2017に出展する上場企業(傘下企業が出展も含む)33社のなかで、どの銘柄が相対的に有望なのかを判断してみたい。そこで、出展企業をユニバースとして偏差値評価をしてみよう。具体的な計算方法は、市場規模(時価総額、売上高、利益など)、成長率・収益性(増益率、ROEなど)、バリュエーション(PER、PBR、配当利回りなど)、財務(自己資本比率、負債比率、営業CF)、株価変化率(過去1年リターン、HV、他ドル変化率など)等の各項目で10段階のランク付けをする。最上位を「10」、最下位を「1」とし、対象ユニバースの上位3%以上を「10」、買い3%未満を「1」とするような形。細かい定義は下記のようになる。

概ね中央値に近い5及び6が各々19%あり、それに近い4及び7が各々15%ある。4~7までで約68%を占める。つまり、10段階評価で対象ユニバースを正規分布に近い形で評価したうえで、各項目の数値を集計。それを偏差値換算したのが下記の結果だ。

<東京ゲームショウ出展企業を総合偏差値>
・東京ゲームショウに出展する33銘柄を対象
・総合偏差値順に掲載
・9月14日時点のデータを利用

総合偏差値トップのネクソン(3659)は、主力のオンラインゲーム「アラド戦記」の好調などで、8月中旬に発表した6月中間決算で純利益は過去最高益を更新している。同2位には本文で取り上げた東プレがランクイン。テレ朝やフジメディアなど純粋なゲーム会社ではない銘柄がランキング上位に名を連ねたのも興味深いといえよう。

※QUICKエクイティコメントで配信された記事を再編集して、掲載しています。

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*本情報は、現時点までの値動きの分析であって、現在または過去における有価証券の価値の情報を提供するものであり、将来における有価証券の価値(値上がり益、利子、配当等の経済的価値)に関する情報を提供するものではありません。

 

【QUICKエクイティコメント:本吉亮】


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