しまむら(8227)が23日に発表した1月の月次動向は既存店売上高が前年同月比4.4%減となった。アナリストからは「苦戦」といった評価が漏れている。
「年末年始商戦は好調だったが、1月第2~3週の2週間は苦戦した。苦戦の理由は、①北日本を中心とした降雪や関東圏の気温上昇、②在庫不足の2点」(外資系証券)
「中旬は好調も下旬に(1)好調商材の在庫減少、(2)北陸、西日本の降雪により鈍化。同社は不調要因を価格以外の訴求がない商品施策と考えている」(国内証券)
「気温低下と年末のTVCM により、年末年始の商戦は婦人ニットや敷パット、入園入学用スーツなどが好調。成人の日以降は大雪のほか、一部売れ筋商品の在庫がなくなったこともあり伸び悩んだ。アベイルは衣料はメンズ・レディスともに堅調、ブーツ中心に靴が厳しかった」(国内証券)
QUICK端末のナレッジサイト「月次業況」では、しまむらの既存店売上高など企業が発表した最新の月次データを一覧できる。