製造業への期待が高まる一方、非製造業には弱気

全産業DI、5カ月連続で改善

 アナリストによる主要企業の業績予想の変化を示す「QUICKコンセンサスDI」(2017年2月末時点)は、金融を含めた全産業ベースでプラス27となり、前月から4ポイント上昇しました。5カ月連続の改善です。非製造業DIがプラス3で前月から6ポイント低下しましたが、製造業DIがプラス49で前月比12ポイント上昇して全体を押し上げました。製造業の中では特に鉄鋼や、化学、自動車などの輸送用機器の改善が顕著となりました。

 

 

コンセンサスDI(2月)

 

QコンセンサスDIとは

 

 

製造業に強気の見方増える

 次に業種別に見てみましょう。製造業は改善傾向で特に鉄鋼や化学、自動車関連の輸送用機器に対して上方修正期待が高まっています。これに対して、非製造業はプラス3とプラス幅が縮小。建設や卸売のセクターに対して弱気な見方が増えています。

 <製造業DIの過去1年間の推移>

2016年1月・・・・    ▲11
   2月・・・・・・▲35
   3月・・・・・・▲48
   4月・・・・・・▲47
   5月・・・・・・▲47
   6月・・・・・・▲48
   7月・・・・・・▲49
   8月・・・・・・▲45
   9月・・・・・・▲38
   10月・・・・・・▲25
   11月・・・・・・▲3
   12月・・・・・・ 26
2017年1月・・・・・・ 37
   2月・・・・・・ 49

<非製造業DIの過去1年間の推移>

2016年1月・・・・・   8
   2月・・・・・・▲3
   3月・・・・・・ 1
   4月・・・・・・▲1
   5月・・・・・・▲9
   6月・・・・・・▲18
   7月・・・・・・▲15
   8月・・・・・・▲7
   9月・・・・・・▲15
   10月・・・・・・▲10
   11月・・・・・・ 1
   12月・・・・・・ 4
2017年1月・・・・・・ 9
   2月・・・・・・ 3

 

JDIが大幅上方修正と予想

 銘柄数の内訳は「強気」銘柄は147銘柄、「変化なし」は150銘柄、「弱気」銘柄は51銘柄になりました。3カ月比で純利益の上方修正率、下方修正率が大きな銘柄のうち、いずれも上位5銘柄をピックアップすると、下記のようになります。

 3カ月前との比較で純利益の上昇修正率が最も大きかったのはジャパンディスプレイ(JDI)、2位はシャープと上位2銘柄は2016年12月から3カ月連続で変化がありませんでした。

 <上方修正率の大きい銘柄>
1位 JDI(6740)・・・・・・・・ 348.35%
2位 シャープ(6753)・・・・・・・ 104.24%
3位 東 芝(6502)・・・・・・・・・59.45%
4位 JFEHD(5411)・・・・・・・・58.33%
5位 太陽誘電(6976)・・・・・・・・56.63%

 <下方修正の大きい銘柄>
1位 NEC(6701)・・・・・・・・・▲35.12%
2位 サイバダイン(7779)・・・・・・・・▲32.06%
3位 北海電(9509)・・・・・・・・・▲21.04%
4位 LINE(3938)・・・・・・・・▲19.96%
5位 小野薬(4528)・・・・・・・・・▲15.09%

 

 

 

 

関連記事

  1. 業績期待指数、製造業で弱気見通し増 「食料品」「鉄鋼」はマイナス圏転落 11月末

  2. 業績期待指数、製造業で一段と上昇、金融はマイナス転落

  3. 三菱自など輸送用機器の業績上振れ期待広がる

  4. 鉄鋼業に対して一転強気見通し 「鉄冷え」からの脱却期待高まる

  5. 非製造業・金融で強気見通しが増えるが、製造業がブレーキに

  6. 全産業で弱気見通し増えるなか、ニチイ学館 の上方修正期待強まる

  7. 米新車販売の減速を受けて、輸送用機器の弱気見通し増える

  8. 強気な業績予想増え、全産業DIは6カ月連続改善

人気記事

  1. 登録されている記事はございません。

最新記事

  1. 登録されている記事はございません。

アーカイブ

PAGE TOP