日本投資顧問業協会は7日、投資家が金融機関に運用を一任する「ラップ口座」の残高が2017年9月末時点で過去最高の7兆3184億円になったと発表した。6月末と比べ3912億円(5.6%)増え、初めて7兆円を超えた。契約件数も過去最高の62万5925件だった。
残高は前の四半期までの流れを引き継ぎ、運用益の増加や新規の資金流入で順調に増えた。契約件数は7~9月の3カ月で約3万5000件も伸び、増加ペースが加速した。
昨年9月末時点との比較では、契約件数が9万7879件増、残高は1兆2987億円の増加だった。
(QUICK資産運用研究所)