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日本郵船(9101) ドライバルク船の運賃が想定を上回り、今・来期の当研究所業績予想を上方修正

QUICK企業価値研究所アナリスト 唐木健至(2017/12/07)

・今期は大幅増益を予想。郵船ロジを完全子会社へ
 上期決算発表を受け企業価値研究所では、今18/3期の連結業績予想を上方修正。経常利益を260億円→360億円(前期は10億円)とした。世界的な景気回復で資源輸送を行うドライバルク船の運賃が想定を上回っていることなどを勘案し、予想を引き上げた。
 前期との比較では、景気回復に伴う輸送需要の活発化で、ドライバルク船やコンテナ船の運賃が持ち直すとみて、大幅な経常増益の予想としている。なお、会社は子会社で物流事業を手掛ける郵船ロジスティクスの完全子会社化を目指し、株式の公開買い付けを進めている(11月1日から12月14日まで)。

・来期は事業統合に伴う効率化で経常増益を予想
 来19/3期の連結業績予想も、ドライバルク船の運賃想定を引き上げ、経常利益を430億円→560億円(前期比56%増)に増額した。前期との比較では、コンテナ船事業の統合に伴う効率化の効果で増益の予想としている。なお、会社は同業の商船三井、川崎汽船とコンテナ船事業を統合し、18年4月にサービスを開始する予定。

・リスクファクター ~運賃市況など

・アナリストの投資判断 ~足元で特段の割高感はない。中長期的観点から徐々に水準を切り上げる展開を予想
 直近株価での実績PBR(18/3期上期末BPSベース)は0.86倍と、過去3年の平均(0.66倍)を上回る。ただ、当研究所ではドライバルク船などの運賃が持ち直し傾向にあることに加え、前期に船の減損処理を実施したこともあり、運航船舶の含み損が足元で縮小傾向にあるとみることなどから、株価も過去3年を上回る評価が妥当と考えている。足元の株価に特段の割高感はなく、今後は中長期的観点から、利益の増加をにらみながら、徐々に水準を切り上げる展開を予想する。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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