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東京瓦斯(9531) 経常利益は増益基調の見方を維持するが、厳しくなる電力競争を注視

QUICK企業価値研究所アナリスト 佐久間聰(2017/12/05)

・当研究所予想の今期経常利益は45%増→53%増
 企業価値研究所では、今期通期の連結経常利益は前期比53%増の850億円を予想。前回予想(45%増の810億円)から増額する。都市ガス事業で減価償却費が減少、原油高で海外事業の売上高を引き上げた効果なども寄与する見込み。電力事業のセグメント利益は据え置いた。販売電力量を引き上げたが、燃料費の負担増を見込む。下期の顧客獲得費用の増加も考慮した。会社側の修正後予想(49%増の830億円)に比べ、引き続き強めを見込む。会社側ほど原燃料費の増加を想定していない。

・19/3期経常利益は1%増、20/3期は24%増を予想
 当研究所では、19/3期の連結経常利益は前期比1%増の860億円、20/3期は同24%増の1070億円を予想。前回予想(19/3期820億円、20/3期1030億円)から引き上げる。原油高で海外事業の売り上げを増額したことが主因。電力事業の利益予想は据え置いた。前期比では、都市ガス事業、電力事業を中心に増収、経常増益が続くとの見方を維持。会社側はこれからの電力顧客獲得は厳しくなっていくと覚悟している。競争は激化していく見通しで、電力事業の動向を注視したい。

・リスクファクター ~原油・為替、ガス制度改革など

・アナリストの投資判断 ~株価は横ばい圏で推移すると予想
 直近の株価での当研究所の今期予想PER、来期予想PERとも19倍。過去10年間は、ガス粗利益の悪化などで異常値となった期間(08/3期~09/3期)を除けば、概ね10~20倍程度(月次終値ベース)のレンジで推移しており、これと比較すると、割安感に乏しい水準。一方、実績PBRは1.1倍と過去10年間のレンジと比較して低位にある。足元の株価での予想PERは割安感に乏しいが、実績PBRには割安感があるため、横ばい圏で推移する見通し。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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