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資生堂(4911) 減損処理で純利益は落ち込むが、営業利益は従来想定以上の大幅な伸びに

QUICK企業価値研究所アナリスト 伊藤健悟(2017/11/29)

・国内外で高価格帯製品の販売が拡大
17/12期の連結業績について企業価値研究所では、従来予想を売上高9720億円→9900億円(前期比16%増)、営業利益610億円→680億円(同85%増)、純利益350億円→70億円(同78%減)へ修正する。日本、中国、トラベルリテールの各事業を中心に高価格帯製品の出荷が増加し、3Qまで売上高、営業利益とも想定以上に拡大。4Qはマーケティング費用の増加で損益が悪化するが、通期でも従来予想を上回る大幅営業増益を達成できる見通しとなった。ただし純利益は、米国で苦戦が続くベアエッセンシャル社に関して減損処理を実施したため、大きく落ち込む見込みだ。続く18/12期以降も、国内外での高価格帯製品の拡大により、増収、増益基調が続こう。

・3Q累計で想定を上回る大幅な営業増益に
17/12期3Q累計の連結営業利益は、前年同期比82%増の707億円となった。国内外で高価格帯製品の販売数量が大きく増加。米州は一部製品の販売低迷や費用増で赤字が拡大したが、連結全体では大幅な営業増益となり、当研究所が事前に想定していた650億円との比較でもこれを上回った。

・リスクファクター ~インバウンド消費や中国事業など

・アナリストの投資判断 ~依然上値余地が残る。当面は堅調な推移を予想
3000円を挟んで推移していた株価は、業績好調を受けて17年5月から大きく上昇し、上場来高値の更新を続けている。足元では、来期の当研究所予想連結PERで約40倍と、トイレタリーメーカーの平均を大きく上回る。日本や中国での業績拡大期待を織り込んだ形だが、高価格帯製品の好調による着実な利益拡大や過去の水準を考慮すると同42倍程度の評価は可能であり、依然上値余地が残ると考える。当面は堅調な推移が続くと予想する。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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