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東レ(3402) 増収、増益基調を見込むが、利益面で予想を小幅減額修正

QUICK企業価値研究所アナリスト 伊藤健悟(2017/11/21)

・炭素繊維の需要回復の遅れと原料高が重荷に
18/3期の連結業績について企業価値研究所では、売上高2兆2100億円(変更なし、前期比9%増)、営業利益が1680億円→1650億円(同12%増)へ修正する。今期は従来、主要製品の販売数量増と合理化などの効果で原料高の影響を吸収し、増収、増益になるとみていた。こうした見方に大きな変更はないが、炭素繊維複合材料部門で需要の回復が遅れているほか、原料高の影響も想定以上に厳しく、利益面で予想を小幅引き下げた。続く19/3期以降は、各部門の数量増と継続的な合理化の効果でほぼ従来予想通りの増益基調が続くと考える。しかし、20/3期の目標とする連結営業利益2500億円を達成するには、早期のM&Aの実現などが不可欠となりそうだ。

・上期はほぼ想定通りの小幅営業増益
18/3期上期の連結営業利益は、前年同期比2%増の781億円。炭素繊維複合材料部門が生産調整と原料高などで大幅な減益となったが、機能化成品や環境・エンジニアリングなど他の各部門が利益を伸ばし、連結全体でほぼ当研究所の事前の想定通りの小幅営業増益となった。

・リスクファクター ~航空機需要の減退など

・アナリストの投資判断 ~足元の水準には割安感があり、底堅い株価推移を予想
炭素繊維の在庫調整などが嫌気されて低調に推移していた株価は、17年6月に底打ちし、その後は上昇。足元では、来期の当研究所予想連結PERで約16倍と、過去の同社の平均的な水準と比較してやや割安感がある。炭素繊維複合材料部門の業績は依然本格回復に至っておらず、これが確認できるまで一段の上昇は難しいとみているが、連結全体で増益基調が見込まれることもあって、過去の平均的な水準並みの同18倍程度の評価は可能であり、株価は底堅く推移すると考える。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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