三菱電機(6503) 設備投資関連需要が強く、従来予想を再度増額

QUICK企業価値研究所アナリスト 豊田博幸(2017/11/08)

・産業メカトロニクス部門が牽引
国内外メーカーの設備投資意欲は依然強い。東南アジア向けはやや低迷しているが、インド向けは順調に拡大、米国向けも堅調だ。中国はスマートフォン関連が好調だ。産業メカトロニクス部門を中心に業績改善が進むほか、全社的なコスト改善などが貢献する。加えて円安効果もあり、企業価値研究所による18/3期通期の連結業績予想は、売上高が4兆3900億円→4兆4200億円(前期比4%増)、営業利益が3250億円→3400億円(同26%増)に増額する。1Q時点に続き今期2度目の増額修正だ。当研究所による3Q以降の為替前提は、1ドル=113円は変わらずだが、1ユーロ=128円→130円と円安に修正。

・18/3期上期は5%増収、23%営業増益
18/3期上期の連結売上高は、円安や海外向けの伸長から前年同期比5.3%増の2兆763億円。原材料価格や人件費の上昇を、工場稼働率の向上、円安、コストダウンなどで吸収し、営業利益は同22.6%増の1493億円になった。財務健全性も向上。借入金比率は8.1%と過去最低、株主資本比率は52.2%と過去最高の水準になった。

・リスクファクター ~コンシューマー向けビジネス

・アナリストの投資判断 ~過去最高益更新や増額修正を評価し、株価は上昇基調を継続
当研究所による18/3期の営業利益は、円安効果や、産業エレクトロニクス部門の好調を映し、1Q決算発表時点に続き再度増額し過去最高を更新する見通し。意欲的な中期目標もあり、今後も成長に向けた積極的な設備投資や研究開発費の計上を計画しているが、財務健全性も高く、十分に対応できる力がある。円安に加え、高シェアを背景に収益性が高いことや、利益成長力の高さを評価していくとみており、株価は上昇基調を継続すると予想する。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)

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